DATA

イラストレーター入稿注意点

イラストレーターCS6の入稿注意点となります。

データ作成時の用紙サイズについて

◆ご注文に応じた仕上がりのサイズで作成してください

・ドキュメント作成時のアートボードサイズを、仕上がりの用紙サイズに設定してください。
・仕上がりサイズのトンボ(トリムマーク)を作成してください。

仕上がり位置基準としてトンボが優先されますので、アートボードとトンボの位置がずれないようご注意ください。

※PDF入稿される場合は必ず仕上がりサイズのアートボードを基準にレイアウトしてください。

◆塗り足し

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用紙サイズぴったりに塗りや線、写真を配置した場合、意図せぬ紙の色がでてしまいます。これは断裁機が用紙サイズぴったり完全に切ることができず1mm程度の誤差が生じるためです。こういったトラブルを避けるため、仕上サイズの外側まで、3mm程余分に色や写真の幅を広げておく必要があります。

これを「塗り足し(ぬりたし)」といいます。

Illustratorで作成したトンボ(コーナートンボ)の内側を結んだ線(仕上がりサイズ)と、外側を結んだ線(製版サイズ)との間の幅が、塗り足し作成幅の目安となる3mmになります。塗り足しは、できるかぎり外側を結んだ線まで作成してください。

仕上がり位置、塗り足し幅、文字の配置範囲をガイドで作成しておくと、レイアウトの目安となります。

◆仕上がり罫

仕上がり位置の罫線は削除してください。

仕上がり罫を実線のまま残しておくと、レイアウトも含めて一緒に印刷されてしまいますので、仕上がりに罫線が残ってしまいます。また断裁の僅かな誤差により、罫線の見え方も一定ではありません。仕上がり位置の目安には、アートボードでレイアウトされるか、ガイドを活用されることをおすすめします。

フォントについて

◆フォントを含んだデータ

フォントを含んだデータは、作成したパソコンと異なる環境のパソコンで開くと、フォントが正しく表示されないことや、文字の位置がずれる、場合によっては文字化けを引き起こすなど多様な問題が起こります。フォントには数え切れないほどの種類があり、まったく同一の環境を整えることは容易ではありません。そこでフォントの「アウトラインを作成」することで、文字を図形化し、異なる環境でデータを開いても、形を崩さずに出力できるようになります。

◆フォントのアウトライン作成手順

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1.アウトライン作成したいフォントにロックがかかっていないか確認してください。

・レイヤーのロックを解除
レイヤーパレットで鍵がかかっていない状態にします。

・オブジェクトのロック
「オブジェクト」メニュー→「すべてをロック解除」
選択できない場合は、ロックがかかったオブジェクトはありません。
lockkaijo02※ロックがかかっているとアウトライン作成できません。
レイヤーを含め全てのロックを解除してからアウトライン作成を行なってください。

2.アウトライン作成したいテキストオブジェクトを選択します。

3.「書式(文字)」メニュー→「アウトラインを作成」

<注意>
一度アウトラインを作成すると文字の編集ができなくなります。
アウトライン作成後のデータは別名で保存するか、ファイルのバックアップ等を作ってからアウトラインを作成してください。

◆アウトラインの確認

フォントのアウトラインが作成されていない文字がないか、確認することができます。

「書式(文字)」メニュー→「フォント検索(フォントの検索・置換)」

ドキュメントのフォント欄が空欄になっているか確認してください。フォント名が表示されていれば、データにアウトライン作成されずに残っているフォントがあります。フォント名を選択して「検索」をクリックすると、フォントが使用されている場所に移動することができます。必要な文字のフォントが残っていれば、アウトライン作成してください。すべてアウトラインを作成したはずのデータに、フォント情報が残っている場合、次のことが考えられます。

[孤立点]

テキストツールでクリックして、文字を入力せずに別のツールに切り替えると、「孤立点」と呼ばれるフォント情報が残ってしまいます。プレビューでは何も表示されていないところに不要な点が印刷されるなど、出力時のトラブルの原因となりますので、孤立点は削除してください。

[非表示のフォント]

不要な文字やレイヤーは削除してください。

[エンベローブ]
エンベロープを使用したフォントは、「オブジェクト」メニュー→「エンベロープ」→「拡張」でアウトライン化してください。もしくはアウトライン作成後にエンベロープを使用してください。
(同様の機能の「効果」メニュー→「ワープ」を使用したフォントは、アウトライン作成可能です。)

[グラフ]

グラフツールで入力された数値は、「オブジェクト」メニュー→「グループ解除」をおこなってからアウトラインを作成してください。グループを解除すると、グラフとして編集できなくなります。

[パターン]

パターンに登録されたフォントは、「オブジェクト」メニュー→「分割・拡張」をおこなってからアウトラインを作成してください。パターンを登録する前にアウトライン作成することをおすすめします。

配置画像の確認

◆画像のリンク切れに注意

リンク切れとは、リンクで配置した画像ファイルを、Illustratorが読み取ることができない状態です。
画像が抜け落ちた状態で、表示・印刷されてしまいます。

[リンクファイル名を変更したとき]

Illustratorはファイル名を参照してリンクファイルを認識します。データ入稿時など、ファイル整理のために名称を変更したりするとリンク切れの原因となります。
また画像を修正して「修正済み」などの文字列をファイル名に追加したときは、画像を再配置してください。

[ファイル形式(拡張子)を変更したとき]

拡張子もファイル名の一部として認識されます。
作業中のファイルや、仮配置したJPGファイルなどを、印刷用に保存したファイルに差し替えるときなどにご注意ください。

※同名の画像に注意

別フォルダにあれば二つ以上の同名・別内容のファイルをリンクさせることが可能ですが、データ入稿などでコンピュータ間をデータが移動したときは、フォルダの位置(絶対パス)が変更されるのでリンク切れとなります。Illustratorファイルと同じフォルダにリンクファイルをまとめる必要がありますが、同名の画像があると、いずれか一つの画像に他の画像が上書きされてしまい、正常にリンクをすることができません。

◆配置画像の解像度

画像解像度とは、画像の精細さをあらわす数値です。
印刷では実際に使用するサイズで、画像解像度が適正な350~400dpiになるよう調整してください。

◆用途別解像度

71~96dpi モニター閲覧用解像度(スクリーン解像度)

200dpi 離れて見るポスターなどについては、印刷用としても使用できる。

350~400dpi 印刷用解像度

カラー設定

◆書類のカラーモード

印刷はCMYKのインキでカラーを再現しますので「CMYKカラーモード」でデータを作成してください

◆プロセス印刷時のスポットカラー

印刷で使用するインキには「プロセスカラー」といわれる、CMYK4色を掛けあわせて使用するプロセスインキと、特定の色に調合されたカラーインキ「特色」があります。

プロセスインキのみを使用する「プロセス印刷」では、特色(スポットカラー)は使用しないでください。

使用された場合は、ご入稿前にカラータイプを「プロセスカラー」に変更してください。

◆1色刷り面はグレースケールで作成されていますか?

ブラック1色刷り面はグレースケール(CMYKのK版のみを使用した色指定)で作成してください。

配置する画像はPhotoshop等で、グレースケールモードに変換してください。

CMYKで表現された黒/グレー、RGBモードで作成された黒/グレー、レジストレーションカラーは一見モノクロですが、CMYK4色のデータとなり、グレースケールではありません。

◆2色刷りの場合

2色刷りの場合はM版+K版で作成して、出力見本に特色の指示等を記載してください。